正しい手洗い感染予防

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正しい手洗い感染予防!

はじめに

正しい手洗い感染予防!

水とせっけんで手を洗うこと、アルコール手指消毒薬で消毒することを「手指衛生(Hand Hygiene)」といいます。
手指衛生は、感染症を防ぐ上で非常に重要です

ICT(感染対策チーム)の手洗い研修などで使用しているビデオをみて、
正しい手洗いのポイントを押さえて、感染症を予防しましょう。

正しい手洗いの手順(動画)

動画の視聴について

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手洗いのポイント

  • 最初に水で手をぬらす
  • 少なくとも15秒位こする
  • 流水で十分にすすぐ
  • ペーパータオルで両手を完全に乾かす
  • 使用したペーパータオルで蛇口を閉める

手洗いの手順

  1. 流水で十分に両手をぬらす
  2. 両手のひらをよくこする
  3. 手の甲を伸ばすよう洗う
  4. 指のあいだ・つけねを洗う
  5. 親指と手のひらをねじり洗い
  6. 指先・爪先の内側を洗う
  7. 手首も忘れずに
  8. 流水で十分にすすぐ
  9. ペーパータオルでよく拭く

速乾性アルコール手指消毒薬の使用ポイント

  • 指先から消毒する
  • 乾いた手に使用する
  • 手指全体をぬらすのに十分な量をとる
  • 手指表面をくまなく手が乾くまですりこむ

速乾性アルコール手指消毒薬の使用手順

  1. 約3mlを手のひらにとる
  2. 初めに両手指先にすりこむ
  3. 手のひらにすりこむ
  4. 手の甲にすりこむ
  5. 指のあいだにすりこむ
  6. 親指にすりこむ(乾燥するまでよくすりこむ)
  7. 手首も忘れずに!

ICT(感染対策チーム)について

 ICTの役割は、院内感染の発生状況を把握し、適切な措置を講じること、また、対策が確実に行われるように教育を行い、感染率を下げることです。院内全体の感染防止対策を推進するために主に、院内回診、感染対策教育・啓発活動、抗生物質(抗菌薬)の適正使用、サーベイランスを行っています。 院内回診は、毎月第1・3水曜日に行います。あらかじめ各病棟担当ナースが感染症の患者さまをリストアップしておき、チームで治療と対策について協議します。また、設置されている手指消毒剤が適切に使用されているかなどをICT委員が病棟を巡視します。
サーベイランスは、院内での感染症発生状況を把握し、その情報から疫学・統計学を用いて分析し、現場のスタッフへ改善策を提示し、結果として感染率を下げる活動を指します。当院では、主に感染管理認定看護師が中心となり、薬剤耐性菌、手術部位感染(術後感染)、血流感染、尿路感染、人工呼吸器関連肺炎、手指衛生のサーベイランスを行っています。

教育活動・啓発では、回診と同じ第1・3水曜日の12時30分からの30分間、昼食休憩を利用してランチョンセミナーを行っており、2016年9月末で374回に達しています。また、新規採用者研修、手洗い研修、市内の看護師を対象にした公開講座のスキルアップ研修、小学生の親子を対象にした手洗い研修(キッズ感染セミナー)などを行っています。

抗菌薬が効きにくい細菌が世界的に問題となっており、日本でも政府から「薬剤耐性対策アクションプラン」が平成28年4月に策定されました。当院でも、将来にわたって効果的な治療を行うためにも、抗菌薬の適正使用に取り組んでおり、週3回の抗菌薬モニタリングと随時コンサルテーションを実施しています。