褥瘡チーム

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褥瘡チーム

褥瘡(じょくそう)とは

褥瘡とは長期間ベッドに寝ている患者さまや車いすを利用している患者さまに多くみられる、いわゆる“床ずれ”と呼ばれるものです。褥瘡は、からだの一定の部位が圧迫され血行が悪くなることで、その部分の皮膚や皮下組織に障害が起り、発生します。褥瘡には、皮膚が少し赤くなっただけのものから、表面の皮膚がむけたもの、深くなって皮膚が大きくえぐれたり壊死しているものまであります。

褥瘡チームの活動

平成14年(2002年)から「褥瘡予防対策委員会」として活動を開始しました。スタッフは、皮膚科医師、形成外科医師、皮膚・排泄ケア認定看護師、各病棟の看護師(リンクナース)、リハビリ療法士、栄養士、薬剤師から構成されています。

活動内容は、ベッドなど体圧分散寝具の整備を含む予防対策面から、薬剤や創傷皮覆材の選択などの治療面まで、褥瘡の予防、治療に関連する部分全てに関わっています。全てのスタッフが統一された手順で評価、対策が行えるように「褥瘡対策マニュアル」を作成し、院内の褥瘡患者さまに対して週1回チーム回診を行っています。

チーム回診では、メンバーがそれぞれの専門性を発揮し、瘡の評価、適切な体位、栄養法、治療法の選択、病棟看護師への指導などを行います。またスタッフ向けに、創傷治癒の理論、体圧分散の実際、褥瘡の評価方法、ケアの方法などについて、年に4回から5回の講習を開催しています。地域の医療機関の医療従事者にも参加していただいています。