産婦人科

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  • 科の紹介
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  • 医師紹介
  • 腹腔鏡下手術とは
  • 科の紹介

    概要

    当院では妊娠中から出産退院後まで、お母さんと赤ちゃんの大切な時間をすごせるようにお手伝いさせていただきます。
    ご希望により母子同室を行っています。また夫の立会い出産も行っています。
    さらに退院後は、助産師による母乳外来を開設し、産後のサポートをさせていただいています。

    産科診療について

    1. 自然分娩を基本としていますが、破水後、時間が経過した場合、予定日を越えた場合などに分娩誘発を行うことがあります。
    2. 分娩時の入院期間は産後5日間(帝王切開では7日間から10日間)です。
    3. 立ち会い分娩(夫のみ)も行っています。
    4. 会陰切開は分娩時の状況に応じて行っています(全例に行うわけではありません)。
    5. 無痛分娩(硬膜外麻酔)は原則行っていません。
    6. すべての新生児には、入院中に小児科・整形外科医師による診察を行っています。
    7. 分娩後の人には、特別食、ティータイムの間食を提供しています。
    8. ご希望に応じて、母児同室(個室料金別途必要です)が可能です。
    9. 分娩予約数の制限があります。

    婦人科診療について

    1. 子宮筋腫、卵巣嚢腫などの良性腫瘍、子宮がん、卵巣がんなどの悪性腫瘍や子宮内膜症、月経異常、不妊症、更年期障害、炎症性疾患などに対する診療を行っています。
    2. 当科では良性疾患の80%に対して傷が小さく負担の少ない低侵襲性手術(腹腔鏡、子宮鏡)を行っております。
    3. 不妊治療は、人工授精まで行っています。
    4. 乳腺疾患は、外科が取り扱っています。

    特色・方針・目標

    患者さまへ伝えたい事

    良性疾患においては可能な限り低侵襲手術(腹腔鏡、子宮鏡)で対応しています。

    今後の展望

    子宮筋腫、卵巣嚢腫に加えて骨盤臓器脱の腹腔鏡手術も開始しています。

  • 検査・治療案内

    産婦人科で実施している(いない)検査・治療をご紹介しています。

    ■実施している検査・治療

    【検査】
    1. 超音波検査(経膣、経腹)
    2. コルポスコピー
    3. 子宮卵管造影検査
    4. 子宮鏡検査
    【治療】
    1. 子宮及び卵巣疾患に対する手術
    2. 膣、外陰疾患に対する手術
    3. がん治療

      • 卵巣がんに対する手術
      • 子宮頸がん及び体がんに対する手術
    4. 化学療法
    5. 腹腔鏡下手術、子宮鏡下手術
    6. 不妊治療(排卵誘発、人工授精)
    7. 高周波治療

    ■実施していない検査・治療

    【治療】
    1. 放射線治療
    2. 体外受精
    3. レーザー治療

    産科手術件数

    平成27年4月1日から平成28年4月1日

    分娩総数(帝王切開を含む)142件
    部位 術式 K-コード 件数
    産科手術 帝王切開術 K8981,K8982 26件
    子宮外妊娠手術2.腹腔鏡によるもの K9122 2件
    流産、中絶手術 22件
    その他 18件
    合計 68件

    K-コードは医科点数表で定められた手術のコードで、このコードに基づいて保険請求が行われます。
    同時手術を含んでいます。
    手術室・産科処置室で実施された手術について示しています。

    さらに詳しい統計、過去の統計については診療実績をご覧ください。

    婦人科手術件数

    平成27年4月1日から平成28年4月1日

    部位 術式 K-コード 件数
    子宮 腹腔鏡下手術 子宮全摘術(筋腫、腺筋症) K877-2 56件
    子宮筋腫核出術 K872-2 22件
    子宮脱・膀胱脱手術 K802-6 2件
    開腹手術 子宮全摘術(筋腫、腺筋症、上皮内がん) K877 22件
    子宮筋腫核出術 K8721 4件
    子宮悪性腫瘍(頚がん・体がん)手術 K879 14件
    子宮鏡下手術 筋腫、内膜ポリープ摘出術 K872-3,K873 66件
    経膣手術 子宮脱手術(子宮全摘+膣壁形成術) K8654 4件
    円錐切除術 K867 36件
    卵巣 腹腔鏡下手術 卵巣腫瘍摘出  K8882 99件
    開腹手術 卵巣腫瘍摘出 K8881 5件
    卵巣悪性腫瘍手術 K889 9件
    その他 35件
    合計 374件

    K-コードは医科点数表で定められた手術のコードで、このコードに基づいて保険請求が行われます。
    同時手術を含んでいます。
    手術室・産科処置室で実施された手術について示しています。

    さらに詳しい統計、過去の統計については診療実績をご覧ください。

  • 医師紹介

    足立 和繁(あだち かずしげ)

    • 役職:産婦人科主任部長
    • 専門分野:内視鏡手術
    • 所属学会・資格など:日本産科婦人科学会認定専門医・指導医
      日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
      日本内視鏡外科学会技術認定医
      がん治療認定医
      母体保護法指定医
      日本婦人科腫瘍学会
      日本産婦人科手術学会
      日本エンドメトリオーシス学会
      日本女性医学学会
      日本産婦人科乳腺医学会

    山本 善光(やまもと よしみつ)

    • 役職:産婦人科部長
    • 専門分野:周産期、内視鏡手術
    • 所属学会・資格など:日本産科婦人科学会認定専門医・指導医
      母体保護法指定医
      日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医
      日本内視鏡外科学会技術認定医
      日本周産期・新生児医学会
      日本産科婦人科内視鏡学会
      日本糖尿病妊娠学会

    舟田 里奈(ふなだ りな)

    • 役職:産婦人科医長
    • 専門分野:産婦人科全般
    • 所属学会・資格など:日本産科婦人科学会認定専門医
      母体保護法指定医
      日本産科婦人科内視鏡学会
      日本周産期・新生児医学会
      日本内視鏡外科学会

    三好 ゆかり(みよし ゆかり)

    • 役職:医員
    • 専門分野:産婦人科全般
    • 所属学会・資格など:日本産科婦人科学会認定専門医
      臨床細胞学会細胞専門医
      母体保護法指定医
      日本産科婦人科内視鏡学会
      日本内視鏡外科学会
      日本婦人科腫瘍学会
      日本女性医学会

    大武 慧子(おおたけ あきこ)

    • 役職:医員
    • 専門分野:産婦人科全般
    • 所属学会・資格など:日本産科婦人科学会認定専門医
      がん治療認定医
      日本産科婦人科内視鏡学会
      日本婦人科腫瘍学会
      日本女性医学会

    戸田 有朱香(とだ あすか)

    • 役職:医員
    • 専門分野:産婦人科全般
    • 所属学会・資格など:日本産科婦人科学会認定専門医
      日本産科婦人科内視鏡学会
      日本女性医学会

    田中 江里子(たなか えりこ)

    • 役職:医員
    • 専門分野:産婦人科全般
    • 所属学会・資格など:日本産科婦人科学会
      日本婦人科腫瘍学会
      日本産科婦人科内視鏡学会
      産婦人科専門医
      母体保護法指定医

    鈴木 敦子(すずき あつこ)

    • 役職:レジデント
    • 専門分野:産婦人科全般
    • 所属学会・資格など:日本産科婦人科学会
      日本産科婦人科内視鏡学会
      日本周産期・新生児医学会

    蓬莱 愛実(ほうらい めぐみ)

    • 役職:レジデント
    • 専門分野:産婦人科全般
    • 所属学会・資格など:日本産科婦人科学会
      日本産科婦人科内視鏡学会
  • 腹腔鏡下手術とは

    開腹せずにお腹に5~10mm程度の小さな穴を数か所あけ、そこからお腹の中にカメラと手術器具を入れ、中の様子をモニターに映しだし、その映像を見ながら手術を行います。

    開腹手術と比べると

    1. 傷が小さく目立たない
    2. 術後の痛みも少ない
    3. 入院期間が短い
    4. もとの生活に早く戻れる

    といったメリットがあり、近年普及してきている手術方法です。

    最近では2孔式手術や細径鉗子(3㎜)を用いてよりお腹の傷の数を少なく小さくする手術も積極的に行っています。
    当院は日本産科婦人科内視鏡学会認定研修施設に指定されており、子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症、子宮外妊娠、不妊症などの疾患を対象に腹腔鏡手術を行っています。ほとんどの患者さんは術後3~5日目に退院されています。
    麻酔は全身麻酔で行います。
    重篤な合併症としてまれではありますが、血管損傷、尿管損傷、腸管損傷、神経損傷の報告があります。

    当科での腹腔鏡下手術件数

    2015年 2016年
    子宮全摘 ※1 49件 55件
    筋腫摘出 ※2 21件 22件
    附属器 ※3 141件 134件
    子宮脱 ※4 4件 8件

    ※1:K877-2 腹腔鏡下膣式子宮全摘術

    ※2:K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術

    ※3:K8862 子宮附属器癒着剥離術(両側)(腹腔鏡)
    K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡)

    ※4:K865 子宮脱手術
    K865-2 腹腔鏡下仙骨膣固定術(両側)(腹腔鏡)

    子宮筋腫の腹腔鏡手術について

    子宮筋腫は女性の3人に1人は持っているともいわれる子宮の良性腫瘍で、無症状のこともありますが、月経過多による貧血、排尿・排便異常といったつらい症状が出現することや、不妊の原因となることもあり、症状のある場合や無症状でも増大傾向のある場合は治療の対象となります。
    筋腫を小さくする薬物療法もありますが、その効果が期待できない場合には手術療法が必要となります。
    手術方法として筋腫だけを取り除く筋腫核出術と子宮全摘術があり、患者さんの状況に応じて選択しています。
    当科では筋腫の大きさや位置に応じて腹腔鏡下子宮全摘術、腹腔鏡下筋腫核出術、子宮鏡下手術を行っています。また術前に薬物療法を併用し、筋腫を縮小したうえで手術を行う場合もあります。

    卵巣腫瘍の腹腔鏡手術について

    卵巣は通常2cmから3cmの大きさであり、5cmから6cmを超える大きさに腫大すると手術の対象(腫瘍の性状によってはそれ以下でも)となります。
    お腹が張る、月経異常などの症状で気づかれることもありますが、無症状であることも多く健診で偶然発見されることも珍しくありません。
    卵巣腫瘍の多くは良性であり、良性の卵巣腫瘍についてはほとんどの症例で腹腔鏡手術での対応が可能です。若年女性では可能な限り卵巣の正常部分を温存する手術を行います。
    腫瘍の内容成分(充実性腫瘍や皮様嚢腫)によっては体外に出す際に傷を一部拡大することもあります。なお、術前の画像診断で悪性が強く疑われる場合には開腹手術が選択されます。

    子宮内膜症の腹腔鏡手術について

    子宮内膜症とは子宮内膜組織が子宮の筋層(子宮腺筋症)や子宮の外(卵巣、腹膜、膿脱、腸管など)で増殖することにより、月経痛、性交痛、骨盤痛が起こり、日常生活の妨げになったり、不妊の原因になったりする病気です。発生頻度は生殖年齢女性の約10%ともいわれています。
    卵巣が腫大している(チョコレート嚢胞)場合も多く、痛みの原因として、骨端内に広範囲に癒着が生じていることもよくみられます。疼痛緩和のため鎮痛剤やホルモン剤による薬物療法がおこなわれますが、効果不良の場合やチョコレート嚢胞が5cmから6cm以上で縮小が見込めない場合に手術の適応となります。
    腹腔鏡手術としてチョコレート嚢胞摘出や癒着剥離術が行われますが、子宮全摘術や卵巣摘出術を行うこともあります。
    また膀胱や直腸に病変が拡がっている症例では泌尿器科、外科医師も手術に参加することがあります。また多くの症例で術前、術後にホルモン治療を併用します。子宮内膜症病変はこのような手術を行っても10%から15%の再発が報告されております。

    単孔式手術について

    当院では2010年5月から卵巣腫瘍の一部の症例に対し、臍部一ヶ所の切開のみで手術を行う、単孔式腹腔鏡下手術を開始しました。術後回復の早さや美客的観点からもたいへん好評を得ています。

    子宮鏡下手術とは

    子宮内腔に突出する子宮筋腫や内膜ポリープに対する手術療法でレゼクトスコープ(子宮の内腔をカメラで観察し、病変を切除する器具)を子宮内に挿入し、手術を行います。開腹しないため、入院期間は2~3日間で術後回復も早く、スムーズにもとの生活に戻れます。麻酔は腰椎麻酔(下半身のみ痛みの感覚がなくなる)で行います。重篤な合併症としてはごくまれに子宮穿孔、水中毒(手術時に使用する灌流液により体液バランスが崩れる)の報告があります。