形成外科
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科の紹介
概要
形成外科は、身体外表の変形、腫瘍などを対象とする外科の一分野です。 実際、扱っている疾患は、先天性のもの、後天性のものに大別されます。
先天性のもの
唇裂、口蓋裂のような生まれつきの口、鼻の変形
小耳症、埋没耳、折れ耳、立ち耳、副耳のような耳の変形
睫毛内反症（さかまつげ）、眼瞼下垂症
臍ヘルニア（でべそ）、多合指症
そのほか、血管腫・ほくろなどの生まれつきの＜あざ＞の手術（レーザー治療は実施していません）後天性のもの
皮膚の外傷、顔面骨折（鼻骨骨折、眼窩底骨折、頬骨骨折など）
外傷、熱傷の後におこる瘢痕（きずあと）、瘢痕拘縮（ひきつれ）、ケロイド
外傷に対する湿潤療法
皮膚腫瘍（良性腫瘍、悪性腫瘍）
他科での手術後の形成（例：乳房再建）も扱っています
老人性の眼瞼下垂、逆マツゲなど
下肢静脈瘤ストリッピング手術（血管内焼灼術）患者さまへ伝えたい事
北摂の市中病院の中で最も歴史のある形成外科です。常勤3名で年間600件以上の手術を行っています。皮膚腫瘍、皮膚がん、眼瞼下垂などを中心に根治性と整容面の両立を目指し、丁寧な手術を心がけています。
今後の展望
当院は日本乳房オンコブレストサージャリー学会が定める、ブレストインプラント(ゲル充填人工乳房)を用いた乳房再建が可能な実施施設に認定されています。
形成外科専門医と乳腺外科専門医が連携して乳房再建を行います。2020年10月から下肢静脈瘤外来を開始しました。
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検査・治療案内
形成外科で実施している(いない)検査・治療をご紹介しています。
■実施している検査・治療
- 【治療】
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- 皮膚軟部組織の良性・悪性腫瘍の切除・植皮・局所皮弁・筋皮弁など
- 乳房再建(シリコンインプラント、筋皮弁法）
- 眼瞼下垂症手術 （先天性、老人性）
- 睫毛内反症手術（逆マツゲ）
- アザの手術
- 耳介形成術(小耳症、埋没耳、絞扼耳、折れ耳、立ち耳など)
- 臍（へそ）ヘルニア手術（でべそ）
- 腋臭症手術
- 熱傷の植皮・修復
- 顔面骨折(鼻骨、頬骨、眼窩骨折など)
- 褥瘡の外科的治療
- 瘢痕(キズ)の修正
- ケロイドの治療
- 拘縮形成術
- 顔面神経麻痺の静的再建術
■実施していない検査・治療
- 【治療】
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- アザのレーザー治療
- 全身管理を要する新鮮熱傷
- 美容手術
- 切断指再接着
形成外科手術件数
令和4年度
部位 術式 K-コード 件数 腫瘍摘出術 皮膚皮下良性腫瘍摘出術 K0051-K0053,K0061-K0064 428件 血管腫摘出術 K0031,K0032,K0041 11件 皮膚悪性腫瘍切除術 K0072 56件 形成 瘢痕拘縮形成手術 K0101,K0102 1件 植皮術（分層、全層） K0131-K0134,K013-2 17件 皮弁術 K0151-K0153,K016 18件 眼瞼 眼瞼下垂症手術 K2191-K2193 73件 眼瞼内反症手術 K2171-K2073 20件 眼窩・顔骨折 眼窩・顔面骨骨折手術 K227,K333,K427 8件 乳房 再建乳房乳頭形成術 K476-2 1件 動脈（皮）・筋（皮）弁を用いた乳房再建術（乳房切除後）（二次的） K476-32 1件 下肢静脈瘤手術 下肢静脈瘤手術 K6171,K6173 4件 血管内焼灼術 K617-4 5件 その他 腹腔鏡下尿膜管摘出術 K804-2 4件 四肢切断 K084 2件 その他 80件 合計 729件 K-コードは医科点数表で定められた手術のコードで、このコードに基づいて保険請求が行われます。
同時手術を含んでいます。
手術室で実施された手術について示しています。
さらに詳しい統計、過去の統計については診療実績をご覧ください。 -
医師紹介
桑江 克樹（くわえ かつき）
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- 役職：主任部長
- 専門分野：眼瞼の手術・皮膚腫瘍手術
- 卒業大学：大阪大学
- 卒業年月：平成3年3月
日名 香菜子（ひな かなこ）
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- 役職：医員
- 専門分野：形成外科全般、下肢静脈瘤、リンパ浮腫
- 卒業大学：琉球大学
- 卒業年月：平成28年3月
田中 宏樹（たなか ひろき）
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- 役職：医員
- 専門分野：形成外科全般
- 卒業大学：徳島大学
- 卒業年月：平成30年3月
岡本 希（おかもと のぞみ）
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- 役職：レジデント
- 専門分野：形成外科一般
- 卒業年月：令和2年3月
- 所属学会・資格：日本形成外科学会