外科(呼吸器外科、消化器外科、乳腺外科)

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  • 科の紹介

    消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科の3科のほかに小児外科の外来診療も行っております。

    概要

    • 私たちの目指している治療
    • 充分な説明と理解(インフォームド・コンセント)
    • 根治性・安全性・QOLを重視した適切な治療(腹腔鏡・胸腔鏡手術から拡大手術まで)
    • 専門医によるチーム医療(臓器別専門医による検討)

    特色・方針

    外科では年間約1,000件の手術を行っており、大阪府下でも有数の手術件数です。病気の根治性・手術の安全性・患者様のQOLを重視した治療を目指しています。ガイドラインに沿った治療・手術の安全性の向上を心がけ、良好な手術成績を修めており、その結果箕面市内のみならず、数多くの北摂近隣市町村の患者さまにも来院して頂いております。
    手術の際しては各々の病気に対応したパンフレットを用意し、専門医がわかりやすく時間をかけて説明致します。医師のみならず専門の薬剤師・看護師を配置し、チームとして患者さまの治療に取り組みます。
    「がん診療拠点病院」として、5大がん(胃・大腸・肝・肺・乳)の手術(がん総手術約300件)を中心に取り組んでいます。外来化学療法(抗がん剤)は新たに改装された外来治療室で行っており、専門医による新たな治療法(臨床試験)も試みています。地域のかかりつけ医との連携にも重点を置き、がん術後地域連携(当院とかかりつけ医で共同診療)にも力を入れています。
    また当院は「地域医療支援病院」として、地域医療室やER(救急診療室)と連携し緊急手術にも可能な限り専門医が対応しております。年間約300件の緊急手術を行っています。

    今後の展望

    常に根治性・安全性・QOL向上を目指し、患者さまに安心して手術を受けていただけるような病院であるよう心がけています。

  • 検査・治療案内

    外科・消化器外科で実施している(いない)検査・治療をご紹介しています。

    腎臓

    ■実施している検査・治療

    検査
    1. 内視鏡検査(気管支、胃、大腸、胆道、膵臓)
    2. 超音波検査(甲状腺、乳腺、腹部)
    3. 穿刺細胞診(甲状腺、乳腺、肺)
    治療
    1. 以下の臓器の良性、悪性疾患

      • 甲状腺、乳腺、肺、縦隔、食道、胃、小腸、大腸、肛門、肝臓、胆道(胆嚢、総胆管)、膵臓、脾臓、腹壁、末梢血管
    2. 低侵襲及び機能温存手術

      • 乳房温存手術:直径3cm以下の乳がん
      • 内視鏡下粘膜切除術:食道がん、胃がん、大腸がん(いずれも早期がん)
      • 鏡視下手術
        (1)胸腔鏡手術:肺がん、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、食道がん、気胸(気腫性嚢胞)
        (2)腹腔鏡下手術:胃がん、大腸がん、胆石症、脾機能亢進症
      • 機能温存手術:直腸がんにおける肛門及び膀胱機能温存手術
    3. 日帰り手術(3日入院を含む)

      • 大腸腫瘍に対する内視鏡下粘膜切除術(一泊入院)
      • そけいヘルニア手術(局所麻酔)
    4. その他の治療

      • 肝腫瘍に対する動脈注射化学療法及び電磁波やラジオ波による焼灼療法
      • 閉塞性黄疸に対する経皮経肝ドレナージ
      • 悪性疾患に対する外来通院による化学療法
      • 内視鏡バルーン拡張

    実施していない検査・治療

    【治療】
    1. 放射線治療:必要時は大阪大学附属病院などに紹介
    2. 心臓及び大血管の手術

    外科手術件数

    平成28年4月1日から平成29年3月31日

    部位 術式 K-コード 件数
    胃全摘 K6572 15件
    幽門側胃切除術 K6552 16件
    腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術) K655-22,K657-22 24件
    肝・胆・膵 腹腔鏡下胆嚢摘出術 K672-2 129件
    肝切除術 K695 13件
    膵切除術 K702,K703,K704 8件
    腸・肛門 虫垂切除術 K7181,K7182 2件
    大腸手術 K7191~K7193 69件
    腹腔鏡下大腸切除術 K719-3,K719-21 38件
    直腸手術 K739,K7401,K7402,K7403,K742 46件
    腹腔鏡下直腸手術 K740-2 12件
    肛門手術 K743,K744,K746,K747,K745 26件
    肺切除術 K511-K5115,K5142,K5143 32件
    胸腔鏡下肺・縱隔切除術 K513,K513-2,K514-2 35件
    ヘルニア 鼠径ヘルニア K6335 122件
    その他     386件
    合計     973件

    K-コードは医科点数表で定められた手術のコードで、このコードに基づいて保険請求が行われます。
    同時手術を含んでいます。
    手術室で実施された手術について示しています。
    さらに詳しい統計、過去の統計については診療実績をご覧ください。

  • 医師紹介

    消化器外科

    岡 義雄(おか よしお)

    • 役職:副院長
    • 専門分野:上部消化管、緩和医療
    • 卒業年月:昭和59年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会 指導医、専門医
      日本消化器外科学会 指導医、専門医
      日本がん治療認定医機構 暫定教育医
      日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
      日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
      日本緩和医療学会 暫定指導医
      日本胃癌学会 代議員
      日本臨床外科学会 評議員
      近畿外科学会 評議員
      日本内視鏡外科学会
      日本消化器病学会
      日本癌学会
      日本癌治療学会
      日本食道学会
      日本救急学会
      日本手術医学会
      日本臨床知識学会など

    担当医からのメッセージ

    胃がん・食道がんなどを中心に手術のみならず化学療法、緩和医療など集学的医療に取り組んでいます。
    安心して安全な手術を受けてもらえるよう、専門性を追求した、質の高い医療を提供したいと思っています。

    池田 公正(いけだ きみまさ)

    • 役職:消化器外科部長・外科主任部長 がん診療推進部長
    • 専門分野:大腸がん(結腸がん・直腸がん)、大腸良性疾患、小腸疾患
    • 卒業年月:平成元年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会 指導医・専門医・認定医
      日本消化器外科学会 指導医・専門医・認定医
      消化器がん外科治療認定医
      日本大腸肛門病学会

    担当医からのメッセージ

    大腸疾患とくに大腸がんに対して、常に安全で精度の高い手術を心がけています。
    海外・国内のガイドラインに沿った手術や化学療法でがんの根治を目指します。
    専門外来:胃腸センター(金曜日)

    杉本 圭司(すぎもと けいし)

    • 役職:副理事兼部長
    • 専門分野:外科・消化器外科・肝胆膵外科
    • 卒業年月:昭和63年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会認定医、専門医、指導医
      日本消化器外科学会認定医、専門医、指導医
      日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医
      日本医師会認定産業医
      日本がん治療認定医機構暫定教育医
      日本緩和医療学会暫定指導医
      臨床研修指導医
      難病指定医
      日本外科学会
      日本消化器外科学会
      日本癌治療学会
      日本臨床外科学会
      日本外科感染症学会
      日本内視鏡外科学会
      日本外科系連合学会
      日本緩和医療学会

    担当医からのメッセージ

    肝胆膵領域の良性疾患、悪性疾患に対しての合併症の少ない外科治療を心がけています。

    谷口 博一(たにぐち ひろかず)

    • 役職:外科部長
    • 専門分野:上部消化管
    • 卒業年月:平成9年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会 認定医・専門医・指導医
      日本消化器外科学会 認定医・専門医・指導医
      消化器がん外科治療認定医
      がん治療認定医
      日本食道学会 食道科認定医・評議員
      日本消化器病学会専門医
      近畿外科学会評議員
      胃癌学会
      内視鏡外科学会
      癌治療学会
      臨床外科学会
      内視鏡学会

    担当医からのメッセージ

    腹腔鏡手術から化学療法まで、胃がん・食道がんを中心に幅広く診察しています。良性疾患も含めて何でもご相談ください。

    團野 克樹(だんの かつき)

    • 役職:外科部長
    • 専門分野:消化器外科(大腸・肛門)、内視鏡外科(大腸)、癌の化学療法(大腸)
    • 卒業年月:平成11年3月
    • 所属学会・資格など:日本大腸肛門病学会(専門医・指導医)評議員
      近畿外科学会評議員
      日本外科学会(専門医・指導医)
      日本消化器外科学会(専門医・指導医)
      消化器がん外科治療認定医
      日本消化器学会(専門医)
      日本内視鏡外科学会 評議員(技術認定医:大腸)
      日本医師会認定産業医  
      日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)
      da Vinciサージカルシステム認定医
    • その他所属学会:日本臨床外科学会
      日本癌治療学会
      日本消化器内視鏡学会
      肺塞栓症研究会

    担当医からのメッセージ

    低侵襲で根治性の高い治療を目指し腹腔鏡下手術に取り組んでいます。また機能温存にも力を入れており、直腸がんに対しては可能なかぎり肛門温存手術を行います。ともに病と闘う仲間として、何でもご相談ください。

    竹山 廣志(たけやま ひろし)

    • 役職:外科医長
    • 専門分野:下部消化管、腹腔鏡手術、化学療法
    • 卒業年月:平成17年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会専門医
      日本消化器外科学会(専門医・指導医)
      日本内視鏡外科学会 評議員(大腸)
      da Vinci サージカルシステム認定医
      消化器がん外科治療認定医
      日本がん治療認定医機構(がん治療認定医)
      大腸肛門病学会
      消化器病学会(専門医)

    担当医からのメッセージ

    専門は大腸疾患で、大腸腹腔鏡手術を含め手術からがん化学療法まで幅広く担当させていただいております。よろしくお願いいたします。

    山下 雅史(やました まさふみ)

    • 役職:外科医員
    • 専門分野:肝胆膵
    • 卒業年月:平成19年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会専門医
      消化器外科学会
      肝胆膵外科学会

    西垣 貴彦(にしがき たかひこ)

    • 役職:外科医員
    • 専門分野:上部消化管(食道・胃)
    • 卒業年月:平成20年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会専門医
      日本消化器外科学会専門医

    担当医からのメッセージ

    食道・胃疾患を中心に診療しています。
    なんでも気軽にご相談ください。

    高橋 健太(たかはし けんた)

    • 役職:レジデント
    • 専門分野:外科
    • 卒業年月:平成29年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会
      日本消化器外科学会

    担当医からのメッセージ

    外科医1年目ですが、素晴らしい先生がたの指導を受けてがんばっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

    呼吸器外科

    徳永 俊照(とくなが としてる)

    • 役職:外科部長
    • 専門分野:呼吸器
    • 卒業年月:平成9年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会 専門医・指導医
      日本呼吸器外科学会 専門医・評議員
      日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
      日本肺がんCT検診認定医
      日本医師会認定産業医
      麻酔科標榜医

    担当医からのメッセージ

    これまで、刀根山病院、大阪大学病院、大阪国際がんセンターで呼吸器外科医として、肺癌を中心に診療してきました。エビデンスに基づいた医療を心掛けています。

    川岸 紗千(かわぎし さち)

    • 役職:レジデント
    • 専門分野:呼吸器
    • 卒業年月:平成27年3月
    • 所属学会・資格など:日本呼吸器外科学会
      関西胸部外科学会

    担当医からのメッセージ

    生まれ育った箕面で働く機会を今回いただいて大変嬉しいです。日々勉強させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

    乳腺外科

    豊田 泰弘(とよだ やすひろ)

    • 役職:外科部長
    • 専門分野:乳腺、甲状腺
    • 卒業年月:平成11年3月
    • 所属学会・資格など: 日本外科学会認定医・外科専門医
      日本乳癌学会認定医・乳腺専門医
      日本消化器病学会消化器病専門医
      日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医師
      日本乳がん検診精度管理中央機構乳がん検診超音波検査実施・判定医師
      日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師
      日本救急医学会救急科専門医
      日本がん治療認定医機構がん治療認定医
      日本医師会認定産業医
      日本内分泌外科学会
      日本癌学会

    担当医からのメッセージ

    平成31年度より着任しました。乳腺・甲状腺を担当します。責任をもった診療をこころがけますので、なんでもご相談ください。

    山本 仁(やまもと ひとし)

    • 役職:外科部長
    • 専門分野:乳腺
    • 卒業年月:昭和54年3月
    • 所属学会・資格など:外科学会専門医
      乳癌検診学会
      乳癌学会専門医・指導医
      癌治療学会

    担当医からのメッセージ

    乳腺疾患を担当します。長年の経験を生かし、乳がんの早期発見、個々の患者さまに適した最良の医療の提供を目指します。

    顧問

    吉川 宣輝(きっかわ のぶてる)

    • 役職:顧問
    • 専門分野:結腸がん、直腸がん、胃がん
    • 卒業年月:昭和42年3月
    • 所属学会・資格など:日本外科学会指導医
      日本消化器外科学会 指導医
      日本大腸肛門病学会 指導医、評議員
      日本消化器内視鏡学会 指導医、評議員
      日本癌治療学会など
      大阪大学講師(元臨床教授)
      関西医大講師
    • 著書:大腸癌―グレードに見合った治療法と早期発見の手段、癌診療Q&A

    担当医からのメッセージ

    「紹介患者に五つ星の手術を」がモットーです。
    地域医療室(072-728-2177)を利用した受診がベターです。
    専門外来:胃腸センター(水曜日)
    大腸疾患について

  • 手術の「傷」の消毒について

    手術を受けられるかたへ

    手術の「傷」の消毒について今までの方法が見直されてきています
    きれいな傷は、48時間で上皮化(表皮ができる)し、傷をふさいでしまいます。ふさいでしまった傷には細菌の感染は起こりません。
    当院では、手術後のきれいな傷の消毒はできるだけ行わないようにします。また、傷のガーゼは48時間が経過したら外しています。

    消毒を続けるとどうなりますか

    消毒薬は蛋白質を変性させて殺菌します。傷を消毒すると菌とともに人間の正常細胞も相当なダメージを受けるといわれています。

    消毒薬の効果は

    消毒薬の効果はどれくらい持続するのでしょうか。
    持続時間は消毒薬によって多少の違いはありますが、通常数分長くとも数時間で効果はなくなり、消毒前と同じ状態になります。消毒をしても傷は無菌にはなりません。

    ガーゼは何のために傷に当てるのですか

    手術後の出血や浸出液を吸い取る効果がありますが、外からの菌の侵入を防ぐ効果はありません。48時間経ち、傷からの出血などがなくなった場合は傷にガーゼを当てる必要がなくなります。

  • 大腸がんについて

    大腸がんについて

    大腸がんにかかる方は年々増加傾向です。かつては日本人には少ないといわれた大腸がんも、食生活の欧米化にともない増加しています。大腸がんになりやすい年齢は 50~75才で、男女比は 1.6:1で男性に多く発症すると言われています。大腸がんの発生原因はまだわかっていませんが、高脂肪、高蛋白かつ低繊維の食事が強く関係していることが明らかになっています。

    大腸がんの症状としては血便、下痢・便秘などの便通異常、腹痛、腹部膨満、貧血などです。この中で起こりやすいのは血便ですが、痔(ぢ)からの出血と間違いやすいので注意が必要です。「おかしいな」と思ったら早めに医療機関を受診してください。また血便と言っても目に見えない血便、いわゆる「便潜血」も多いため市町村で行われるがん検診を受けることも重要です。

    国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」

    腹腔鏡(ふくくうきょう)手術ってどんな手術?

    腹腔鏡(ふくくうきょう)というカメラを使って、小さな創からお腹の中で行う手術を「腹腔鏡手術」「腹腔鏡補助手術」といいます。

    かつてはどの部位の大腸がんでも、お腹を大きく切る必要がありました。しかし近年では進行がんであっても腹腔鏡手術が行われるようになりました。腹腔鏡手術の利点は傷が小さいため、痛みが少なく、回復が早いことです。入院期間も開腹手術と比べ短くすみます。

    またカメラで拡大して見るため、狭い骨盤内でも良好な視野が保つことができ、経験を積んだ医師が担当すれば、開腹手術と安全性に差はないと言われています。ただし、お腹の手術をした経験がありお腹の中の癒着(ゆちゃく)が強い場合には、腹腔鏡手術を行えない場合もあります。

      腹腔鏡手術のメリット
    • 創が小さい(美容的)
    • 創の痛みが軽減
    • 術後の食事開始が早い
    • 出血が少ない
    • 拡大視効果により、微細で緻密な手術が可能
    • 手術に立ち会う医師、看護師全員で視野共有できる
  • 大腸がん治療における腹腔鏡手術とロボット支援下手術のご紹介
    - ロボット支援下手術という新しい選択肢 -

    直腸がんに対するロボット支援下手術(ダビンチ手術)が保険収載されました。

    平成30年4月、直腸がんに対するロボット手術が保険適用となりました。ロボット手術は、これまで技術的に難しいと言われていた直腸がんに対する腹腔鏡下手術の欠点を補い、精密な手術ができるものとして期待されています。

    ロボット支援下手術(ダビンチ手術)の特色

    「 Da Vinci(ダビンチ)」によるロボット支援下手術では、手術鉗子の操作はロボットのアームにより行われます。しかし、ロボットアームを動かすのはあくまでも執刀医でありロボットが手術をするわけではありません。執刀医は「サージョンコンソール」という操作装置に座り、カメラの映像を見ながら、4本のロボットアームを遠隔操作します。

    通常の腹腔鏡手術の画像は2次元が主流ですが、「ダビンチ」では、独立した両目のカメラで撮影される自然な3D画像で立体画像を見ることができます。また通常の腹腔鏡手術では、手術鉗子の先は開閉するだけですが、「ダビンチ」では手術鉗子の先が人間の手首と同じように自在に曲がるため可動域が広くなり、腹腔鏡下手術では不可能であった「手」の様な動きが再現できます。つまり、従来の腹腔鏡下手術と比べ、奥行きを読み取り、手の様な動きが再現出来るようになったため、より正確な手術が可能になりました。

    ロボット支援下手術の優れた点

    特に骨盤内の神経損傷を防ぎ、術後合併症である排尿障害、性機能障害を最小限にとどめることが可能になると考えられます。また、直腸周囲の膜を傷つけずに膜にくるんだ状態でがん組織を摘出することで、がんの根治性を高められる可能性もあります。

    なお、安全性確保のため、医療機関や術者は制限されてます。当院は施設条件を満たしておりますので、当院でロボット支援下手術(ダビンチ手術)を受ける場合は保険診療となり、通常の腹腔鏡手術と同じ費用で受けることができます。

    当科(外科)における直腸がんに対する診療体制の特色

    「日本内視鏡外科学会技術認定医」が2名在籍し、腹腔鏡手術およびロボット支援下手術を行う上で安全な体制を整えております。

    「日本内視鏡外科学会技術認定医」は内視鏡下手術を安全、かつ適切に施行する技術を有し、かつ指導するに足る技量を有していることを認定するものです。

    ロボット支援下手術を行う上で、日本内視鏡外科学会技術認定医が執刀することが、指針となっています。

  • 乳腺外科について

    当院は乳腺専門医2名で乳腺・甲状腺疾患の診断と治療を進めています。月曜終日、水曜終日に外来診療を行っております。お電話で予約をいただけますので、何らかの症状がある、あるいは検診で要精密検査とされた、などでご心配であれば、072-728-2013までお電話ください。また、お急ぎの方は予約なしでも対応は可能ですが、待ち時間が生じる可能性がありますのでその点はご了承ください。

    詳しくはこちら

    乳房の症状について

    乳房のさまざまな症状が気になる方が多いと思います。
    乳房のシコリは良性の疾患(のう胞、線維腺種、乳頭腫)のこともあれば、乳癌のこともあります。一般的には若い女性であるほど良性の可能性が高くなります。シコリがある以上は診断をはっきりさせる必要がありますので、必ず専門医を受診してください。乳房の痛みについては、ほとんどがホルモンの変動によるものであり、特に危険な症状とはいえません。乳頭からの分泌は、血の混じった分泌であれば、乳癌あるいは乳管内乳頭腫という良性腫瘍を考える必要がありますので受診が必要です。血の混じっていない少量の分泌は、生理的現象としても起こりえます。以上のように、乳房に症状がある人のすべてが治療を要するわけではありませんが、これらの症状でお悩みであれば遠慮なく乳腺外科を受診してください。

    乳腺外科での検査について

    乳腺外科では、まず問診と視触診を行い、当日のうちにマンモグラフィや超音波検査を行います。画像診断で良性か悪性かの判断はある程度は可能です。そのうえで必要であれば穿刺吸引細胞診、乳房MRI、組織生検を行い、診断を確定させることになります。吸引細胞診以上の検査には結果が判明するまでに約1週間を要します。

    乳癌検診について

    乳癌検診は科学的根拠を持って勧められる方法は、「40歳以上、2年ごとのマンモグラフィ」となっています。超音波検査など、そのほかの検査方法を用いた乳癌検診についてはいまのところ、検診が有効である(乳癌死亡を減らせる)という科学的根拠はありません。40歳代女性に対してマンモグラフィと超音波検査の併用による乳癌検診の有効性を評価する研究が現在進行しています。乳癌は自分で発見できる病気です。定期的な自己触診を行い、異常を感じたら専門医を受診することをお勧めします。

    乳癌と診断されたら

    1.局所療法
    1. 手術
    2. 放射線療法
    2.全身療法
    1. 化学療法
    2. 抗HER2療法
    3. ホルモン療法

    1.と2.の組み合わせで根治を目指した治療を行います。一般的な乳癌は手術だけでおしまい、ということはありません。全身治療は病気の状況によっては手術の前に行います。
    手術は全身麻酔で約5~10日の入院を要します。放射線療法は手術の後に行いますが、乳房温存手術の場合は原則として必要です。乳房切除術の場合は、リンパ節転移の有無によって放射線療法を追加を検討します。
    化学療法は手術前後に行いますが、約3-6ヶ月を要します。化学療法は入院は不要であり、外来で行います。ホルモン療法は手術と化学療法の後に行い、5-10年を要します。このように、乳癌は手術の後も長い経過の治療と経過観察が必要です。

    乳房再建について

    当院では形成外科と協同し、乳房再建術も適宜行っています。すべての症例が対象になるわけではありませんが、乳癌と診断され手術を受けられる場合はお気軽にご相談ください。

  • 甲状腺について

    当科では甲状腺のシコリに対して診断と治療を行っています。

    手術の対象となる甲状腺疾患

    甲状腺腫瘍で手術をするケースは大きく分けて2つあります。

    甲状腺乳頭癌
    もっとも頻度の多い癌であり、エコー所見や細胞診所見が特徴的なので診断はしやすいです。細胞診でも特徴的な所見があり、乳頭癌と診断されれば確定です。しかし画像所見で乳頭癌が限りなく疑われても細胞診では疑いにとどまることもしばしばあります。治療は原則として手術ですが、進行が非常にゆっくりであるため、1cm未満のものは無治療経過観察されることもあります。手術は大きさとリンパ節郭清を伴う甲状腺全摘術か甲状腺片葉切除術を行います。
    濾胞性腫瘍
    楕円形の境界がはっきりした腫瘍で、大きく分けて濾胞腺腫と濾胞腺癌があります。細胞診では鑑別が困難であり、手術をしないとどちらか分かりません。3cm以上の大きさがある、経過観察中に大きくなっている、サイログロブリン値が高い、という所見であれば、濾胞癌の可能性を考えて手術(甲状腺片葉切除術)を考慮します。手術の結果、濾胞腺腫と濾胞癌が診断されます。
    濾胞癌には微小浸潤型と広汎浸潤型があり、広範浸潤型の場合は、補完全摘術(残っている甲状腺を切除)と、放射性ヨード内用療法を追加します。

    その他、機能性結節(プランマー病)やバセドウ病も手術の対象になることがあります。

    甲状腺の検査

    甲状腺のシコリに対しては、まず甲状腺超音波検査、血液検査を行います。甲状腺超音波検査の際、必要に応じて吸引細胞診を行います。吸引細胞診の結果が出るまでには約1週間を要します。