小児科

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    概要

    箕面市の中核病院として、感染症を主とした急性疾患の診療はもちろん、慢性疾患(喘息、アレルギー、てんかん、頭痛、便秘、低身長、低体重など)も長期的に管理・治療しています。特に感染症、消化器疾患、神経疾患、腎臓疾患、内分泌疾患については市内・市外のさまざまな医療機関と連携をとりながら診療に力を入れています。
    夜間・休日の急病については隣接する豊能広域こども急病センター、周辺の医療機関と協力して、豊能医療圏の診療にあたっています。

    患者さんへお願い

    病院に来るまでの子どもの経過はとても大切です。可能な範囲で結構ですが、以下の資料を持参されますと診療がスムーズにいきます。

    1)熱や症状の経過(メモ書きで結構です)

    2)お薬手帳や現在飲んでいる薬の名前

    3)母子手帳

    4)学校や保育園での身体測定の結果

  • 検査・治療案内

    小児科で実施している(いない)検査・治療をご紹介しています。

    腎臓

    ■実施している検査・治療

    【検査】
    1. 腎エコー
    2. 腎CT・MRI
    3. 腎動態検査(レノグラム)
    4. 腎シンチ
    5. 排尿時膀胱尿管造影(VCUG)
    【治療】
    1. 難治性腎炎・アレルギー性紫斑病による腎炎
    2. ネフローゼのカクテル療法

    ■実施していない検査・治療

    【検査】
    1. 腎血管造影
    2. 腎生検
    【治療】
    1. 慢性腎不全の透析治療

    神経

    ■実施している検査・治療

    【検査】
    1. 画像検査:CT、MRI、MRA、脳血流シンチ(SPECT)
    2. 生理機能検査:脳波、聴性脳幹反応(耳鼻咽喉科に依頼)
    3. 心理検査:知能、性格、発達検査(臨床心理士による)
    【治療】
    1. 難治性てんかんの抗てんかん薬の調整
    2. 脳性麻痺児の訓練、経管栄養指導(リハビリテーション科との連携あり)

    ■実施していない検査・治療

    【検査】
    1. 脳血管撮影、神経生理検査、筋電図、神経伝導速度
    【治療】
    1. 長期の血漿交換療法

    感染症

    ■実施している検査・治療

    【検査】
    1. 各種ウイルスの迅速検査(ノロウイルスを除く)
    2. 尿中β2MG、血中サイトカイン(外部発注)を応用したSIRS(全身性炎症反応症候群)の診断
    【治療】
    1. RSウイルス、腸管ウイルス感染によるSIRSに対するガンマグロブリン治療

    ■実施していない検査・治療

    【検査】
    1. 炭疽菌の血清診断
    【治療】
    1. 血漿交換治療
    2. Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ類感染症(市立豊中病院が指定病院)

    血液

    ■実施している検査・治療

    【検査】
    1. 骨髄穿刺、細胞表面マーカー検査

    ■実施していない検査・治療

    【治療】
    1. 放射線治療、同種骨髄移植
    2. 難治性白血病(骨髄性白血病、固定腫瘍)
    3. 白血病に対する化学療法

    肝臓

    ■実施している検査・治療

    【検査】
    1. HB肝炎の母子感染予防のためのHBSAg、SAb検査
    【治療】
    1. HBIG、HBワクチンを用いたHB肝炎の垂直感染予防治療

    ■実施していない検査・治療

    【検査】
    1. 10歳以下の児の肝生検(10歳以上は内科に依頼)
    【治療】
    1. 血漿交換治療

    循環器

    ■実施している検査・治療

    【検査】
    1. ホルター心電図
    2. 心エコー(小児科分は木曜日の午後のみ)
    【治療】
    1. 川崎病の初期治療(ガンマグロブリン、ステロイドホルモン)
    2. 川崎病の冠動脈瘤児の経過観察

    ■実施していない検査・治療

    【検査】
    1. 心臓カテーテル検査
    【治療】
    1. ペースメーカ移植治療
    2. 心筋梗塞の治療
    3. 心筋炎の治療

    アレルギー

    ■実施している検査・治療

    【検査】
    1. スパイロメーターを用いた呼吸機能検査
    【治療】
    1. 吸入ステロイド、抗アレルギー剤、気管支拡張剤を用いた喘息治療
    2. アナフィラキシーショック時の治療

    ■実施していない検査・治療

    【検査】
    1. 抗原の皮内反応、アレルゲン吸入誘発テスト
    【治療】
    1. アレルギー児のワクチン接種(将来できるように検討中)

    内分泌・骨疾患

    ■実施している検査・治療

    【検査】
    1. 成長ホルモン分泌負荷テスト
    2. 思春期早発症、脳下垂体機能、副腎機能の負荷テスト
    3. 小児の骨塩定量、骨疾患の放射線診断
    【治療】
    1. 低身長児、低出生体重児、軟骨異栄養症児(基準を満たす児)の成長ホルモン治療
    2. 骨形成不全症児、若年性骨粗鬆症児の骨粗鬆症治療
    3. 思春期早発症、甲状腺機能低下症・亢進症、尿崩症、副腎不全、小児糖尿病の治療

    ■実施していない検査・治療

    【検査】
    1. 小児の超音波骨量
    【治療】
    1. 放射性ヨードを用いた甲状腺機能亢進症の治療

    小児科の平均在院日数

    令和4年度

    名称 ICD小分類 退院患者数 平均在院日数
    肺炎・気管支炎 A379,J12-J21,J69 146人 5日
    腸炎 A02-A09,K29,K50-K52 39人 4日
    新生児疾患・奇形 P00-Q87 70人 6日
    喘息・喘息性気管支炎 J45,J46 98人 5日
    川崎病 M30 39人 9日
    咽頭炎、扁桃炎 J00-J06,J36-J39 32人 3日
    内分泌 E05-E71 50人 4日
    腎・尿路疾患 N00-N39 17人 9日
    インフルエンザ J10,J11 8人 3日
    神経障害 A85,G40,G41,G43,G44,G47,G51-G93 15人 2日
    免疫・膠原病 D69,D70,D80,D89,M08 6人 8日
    虫垂炎・腸重積 K35,K37,K56 8人 3日
    髄膜炎 A87,G00,G03 3人 6日
    合計 703人 5日

    ICDはWHO(世界保健機構)による疾病、傷害および死因統計のための分類で、わが国でも厚生統計に用いられている分類法です。
    さらに詳しい統計、過去の統計については診療実績をご覧ください。

  • 医師紹介

    長谷川 泰浩(はせがわ やすひろ)

    • 役職:主任部長
    • 専門分野:小児全般、栄養、消化器、内分泌
    • 卒業大学:愛媛大学
    • 卒業年月:平成15年3月
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会 専門医・指導医・指導責任医
      日本小児栄養消化器肝臓学会
      日本小児内分泌学会
      日本内分泌学会
      日本小児感染症学会
      日本小児心身医学会
      厚生労働省 臨床研修指導医
      大阪大学臨床准教授
      日本小児科医会

    東 純史(あずま じゅんじ)

    • 役職:医長
    • 専門分野:小児全般、神経
    • 卒業大学:東京慈恵会医科大学
    • 卒業年月:平成17年3月
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会 専門医・指導医
      日本小児神経学会 専門医
      日本てんかん学会
      日本小児感染症学会
      厚生労働省 臨床研修指導医

    平野 恭悠(ひらの やすひろ)

    • 役職:医長
    • 専門分野:小児循環器不整脈
    • 卒業大学:大阪大学
    • 卒業年月:平成17年3月
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会専門医・指導医
      日本小児循環器学会専門医
      認定感染制御医師(ICD)
      日本不整脈心電学会
      CRT/ICD研修修了証
      厚生労働省 臨床研修指導医

    榊原 杏美(さかきばら あずみ)

    • 役職:医長
    • 専門分野:小児全般・小児内分泌
    • 卒業大学:大阪医科大学
    • 卒業年月:平成21年3月
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会専門医・指導医
      日本小児内分泌学会

    向井 昌史(むかい まさし)

    • 役職:医員
    • 専門分野:小児神経
    • 卒業年月:平成28年3月
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会専門医
      ・日本小児神経学会

    楠森 智子(くすもり さとこ)

    • 役職:レジデント
    • 専門分野:小児科全般
    • 卒業大学:近畿大学
    • 卒業年月:令和3年3月
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会
      日本小児感染症学会

    八重 敦博(やえ あつひろ)

    • 役職:レジデント
    • 専門分野:小児科全般
    • 卒業大学:大阪大学
    • 卒業年月:令和3年3月
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会
      日本小児感染症学会

    久原 崇志(くはら たかし)

    • 役職:レジデント
    • 専門分野:小児全般
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会

    寺西 将也(てらにし まさや)

    • 役職:レジデント
    • 専門分野:小児全般
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会

    山本 威久(やまもと たけひさ)

    • 役職:部長
    • 専門分野:小児腎臓病学、小児内分泌学、小人症、骨系統疾患、小児感染症
    • 卒業大学:大阪大学
    • 卒業年月:昭和55年3月
    • 所属学会・資格など:日本小児科学会専門医・指導医
      日本内分泌学会専門医・指導医・功労評議委員
      日本小児内分泌学会評議委員
      日本腎臓学会専門医・功労評議委員
      日本小児腎蔵病学会
      日本骨代謝学会評議委員
      日本骨粗鬆症学会骨粗鬆症認定医・評議委員
      認定感染制御医師(ICD)
      Frontier in Medicine 腎臓分野、副編集長

    担当医からのメッセージ

    患者である子どもたちとその保護者の皆様に満足いただける医療を心がけております。また、当院小児科の年間の入院患者数は約1,000人となっています。これからも小児救急を担当する最前線の病院として患者の立場に立った診療を心がけていきたいと思っています。
    私の専門は、腎臓の病気、ホルモンや骨の病気、低身長、インフルエンザ、病原性大腸菌O157などの子どもの感染症ですが、喘息、アトピーなどのアレルギーのある子どもたちの診療もしています。

  • 小児科 感染症情報

    新型コロナウイルスについて

    正しい手洗い 感染予防

    手指衛生は感染を防ぐ上で非常に重要です。
    インフルエンザは飛沫感染以外にも、手指を介して接触感染しますので、手洗い、手指消毒をこまめにしましょう。
    ICT(感染症チーム)の手洗い研修などで使用しているビデオをみて、正しい手洗いのポイントを押さえて、感染病を予防しましょう。

    手洗いのポイント

    1. 最初に水で手をぬらす
    2. 少なくとも15秒位こする
    3. 流水で十分にすすぐ
    4. ペーパータオルで両手を完全に乾かす
    5. 使用したペーパータオルで蛇口を閉める

    手洗いの手順

    1. 流水で十分に両手をぬらす
    2. 両手のひらをよくこする
    3. 手の甲を伸ばすよう洗う
    4. 指のあいだ・つけねを洗う
    5. 親指と手のひらをねじり洗い
    6. 指先・爪先の内側を洗う
    7. 手首も忘れずに
    8. 流水で十分にすすぐ
    9. ペーパータオルでよく拭く

    速乾性手指用アルコール製剤の使用ポイント

    1. 乾いた手に使用する
    2. 手指全体をぬらすのに十分な量をとる
    3. 手指表面をくまなく手が乾くまですりこむ

    速乾性手指用アルコール製剤の使用手順

    1. 約3mlを手のひらにとる
    2. 初めに両手指先にすりこむ
    3. 手のひらにすりこむ
    4. 手の甲にすりこむ
    5. 指のあいだにすりこむ
    6. 親指にすりこむ(乾燥するまでよくすりこむ)
    7. 手首も忘れずに!
  • 子どもが急病に!

    夜間・休日の小児急病患者は、豊能広域こども急病センターへ

    平成16年4月1日に豊能広域こども急病センターが診療を開始しました。これに伴い、夜間・休日の小児の初期救急患者(軽症の急病患者)は、すべて同センターで診療することになりました。

     ただし、同センターには入院の施設がありませんので、重症患者や同センターで入院などが必要と診断された場合は、箕面、豊中、池田、吹田の各市立病院と吹田済生会病院が曜日ごとに担当を決め診療を行います。箕面市立病院の担当は、月曜日・木曜日・金曜日・土曜日が、平日の17時から翌朝9時まで、日曜祝日が9時から17時までです。

    診察科目 小児科(中学生以下)
    但し、ケガ・骨折・やけど・異物飲み込みは診察できません。
    診察時間
    • 平日:午後7時から翌朝7時
    • 土曜日(祝日を除く):午後3時から翌朝7時
    • 日曜日・祝日・年末年始(12月29日から1月3日):午前9時から翌朝7時
    受付は30分前から開始、受付終了は翌朝6時30分
    受診には必ず健康保険証を持ってきてください。
    検査 血液検査、レントゲン検査、心電図、検尿、インフルエンザ迅速検査、ロタ迅速検査、腹部超音波検査
    勤務する医師 大阪大学小児科、
    国立循環器病センター小児科、
    豊中・池田・吹田・箕面市医師会の小児科医師
    住所 大阪府箕面市萱野5-1-14
    電話番号 072-729-1981
    交通手段 阪急バス「芝西」バス停または「市立病院前」バス停下車徒歩5分