泌尿器科

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当科で実施している手術支援ロボットを用いた手術のご紹介と2020年までの実績

泌尿器科、手術支援ロボットを用いた手術のご紹介

当科では以下の4つの術式で手術を実施しています。

ロボット支援前立腺全摘除術(Robot-Assisted Radical Prostatectomy = RARP)

  • 主に限局性前立腺癌に対して、この術式が採用されます。前立腺の側方にある神経血管束を温存する術式(神経温存)や前立腺や周囲のリンパ節を拡大して切除する術式(拡大切除・拡大リンパ節郭清)もあります。 術前尿漏れを防いできた前立腺が手術によってなくなるため、術後尿失禁をきたします。当科のデータでは多くの方が術後早期に改善されておられます。また神経血管束を温存することで、より早期に尿漏れが解消される傾向にあります。 ただし神経温存により前立腺癌の取り残しが発生する可能性もあり、適応は慎重に決定しています。誰にでも適応されるとは限りません。

  • RARP

ロボット支援腎部分切除術(Robot-Assisted Partial Nephrectomy = RAPN)

  • 腫瘍径4cm以下の腎細胞癌に対して、この術式が採用されます。腎に流入する大きな腎動脈を術中一旦遮断し、血流を途絶えさせている間に腫瘍をくり抜き、切除面を止血縫合します。その後腎の血流を再開させます。

  • RAPN

ロボット支援膀胱全摘除術(Robot-Assisted Radical Cystectomy = RARC)

  • 膀胱筋層にまで浸潤した膀胱癌が、この術式の適応となります。一般的に手術前に化学療法を行うことが多いです。畜尿機能を持つ膀胱を全摘するため、尿を体外に導き出すための手術、尿路変向が必要です。 尿路変向にはさまざまな術式があり、尿管皮膚瘻・回腸導管・回腸利用新膀胱が可能です。患者さまの癌の状態や年齢・体力・社会的背景にあわせて術式を決定いたします。

  • RARC

ロボット支援腎盂形成術(Robotic-Assisted Pyelo-Plasty = RAPP)

  • 2020年4月泌尿器癌以外の良性疾患にもロボット支援手術が保険適応となりました。
    生まれつき腎盂と尿管のつなぎ目が極端に狭くなる先天性腎盂尿管移行部狭窄が、本術式の適応となります。たくさん飲水した後に、一気に利尿をきたし患側腎盂内圧が上昇。突然腰痛をきたすことが多いようです。 砂時計のイメージです。狭窄をきたした部分を切除し、再度口径を大きくして吻合する手術です。

  • RAPP

疾患の根治が最大の目標です。患者さまの病状・ご希望に合わせて手術術式を決定させていただきます。今後とも当科へのご紹介をよろしくお願いいたします。